- 「e-POWERシステム故障 販売店で点検してください」と表示されたら、まずは無理に走り続けず、安全確保と点検予約を優先しましょう。
- 原因は補機バッテリーの劣化やセンサー異常など軽めのものから、インバーター・駆動用バッテリーなど高額修理につながるものまで幅があります。
- 修理見積もりが高い場合は、すぐに決めず、保証の有無・修理費・今の車の価値・乗り換え費用を並べて判断することが大切です。
日産車を運転中に突然「e-POWERシステム故障 販売店で点検してください」と表示されると、かなり不安になりますよね。
結論から言うと、この表示は放置してよい警告ではありません。すぐに走行不能になるとは限りませんが、e-POWERシステムや関連部品に異常が記録されている可能性があるため、できるだけ早く日産販売店で点検を受ける必要があります。
ただし、すべてが高額修理になるわけではありません。補機バッテリー交換で済むケースもあれば、センサー、ECU、インバーター、駆動用バッテリーなどの点検が必要になるケースもあります。
この記事の結論
「販売店で点検してください」と表示されたら、まずは警告の内容を確認し、無理な走行を避けて点検を受けましょう。修理見積もりが高い場合は、保証対象かどうか、直して乗る価値があるか、乗り換えた場合の負担まで比較して判断するのが安全です。
この記事では、e-POWERシステム故障の警告が出たときの原因、走行してよいケース・避けたいケース、修理費用の目安、販売店で点検すべき理由を整理します。
- 「e-POWERシステム故障 販売店で点検してください」の意味
- 警告灯の色やメッセージごとの緊急度
- 補機バッテリー・センサー・ECUなど主な故障原因
- 修理費用の目安と保証確認のポイント
- 修理するか乗り換えるか迷ったときの判断基準
e-POWERシステム故障で「販売店で点検してください」と出たらどうする?
「販売店で点検してください」と表示された場合、まず見るべきなのは警告の色、車の挙動、ほかに同時表示されているメッセージです。
黄色やオレンジ系の警告で、加速やブレーキに大きな違和感がない場合でも、後日点検でよいと自己判断するのは危険です。一度警告が消えても、車両側にはエラー履歴が残っている場合があります。
最初に確認したいこと
- 赤色の警告か、黄色・オレンジ色の警告か
- 「安全に停車してください」など緊急性の高い表示があるか
- 加速しない、走行制限中、再始動できないなどの症状があるか
- 一度消えた警告が再発していないか
- 保証期間内か、点検・整備履歴が残っているか
特に「安全に停車してください」「次回 始動 できません」といった表示が同時に出ている場合は、通常の点検予約ではなく、ロードサービスや販売店への連絡を優先してください。
e-POWERシステム警告灯の色と緊急度
赤色の警告はすぐに安全な場所へ停車する

赤色の警告は、車が「このまま走行を続けると危険」と知らせている状態です。走行中に赤色の警告や重大なメッセージが出た場合は、ハザードランプを点灯し、後続車に注意しながら安全な場所に停車してください。
停車後は、むやみに再始動を繰り返さず、日産販売店やロードサービスに連絡しましょう。再始動を繰り返すと、状況によってはトラブルが悪化したり、次に始動できなくなったりする可能性があります。
黄色・オレンジ色の警告も早めの点検が必要
黄色やオレンジ色の警告は、赤色ほど緊急性が高くない場合もあります。ただし、e-POWERシステムに関わる警告は、補機バッテリー、センサー、制御系など複数の原因が考えられます。
「走れるから大丈夫」と考えて放置すると、後日再発したり、突然走行制限に入ったりすることがあります。警告が一度でも出た場合は、販売店で診断機にかけてもらい、エラー履歴を確認してもらうのが安全です。
警告灯の色の目安
- 赤色:危険度が高い。安全な場所へ停車し、販売店やロードサービスへ連絡。
- 黄色・オレンジ色:注意が必要。走行できても早めに点検予約。
- 緑色:作動状態の表示。基本的には故障ではないことが多い。
なお、警告灯そのものの種類や点灯パターンを先に整理したい方は、e-POWERシステム警告灯が点く原因と消す前に確認すべきことも確認しておきましょう。
表示される主な原因と注意したい症状
補機バッテリーの劣化
e-POWERシステムの警告で比較的多い原因のひとつが、12Vの補機バッテリーの劣化です。
e-POWER車には走行用の高電圧バッテリーとは別に、システム起動や電装品を動かすための12Vバッテリーがあります。この電圧が低下すると、システムが正常に起動できず、複数の警告灯が一気に点灯することがあります。
短距離走行が多い車、ドラレコの駐車監視を多用している車、長期間バッテリー交換をしていない車は、補機バッテリーの劣化を疑う価値があります。
センサーやカメラまわりの異常
セレナやエクストレイルなど、先進安全装備が多い車種では、カメラやレーダーセンサーの汚れ、曇り、雪、泥の付着が原因で警告が出ることがあります。
特に悪天候の日や降雪時に急に警告が出た場合は、フロントガラス上部のカメラ周辺やフロントグリル付近のセンサーを確認してください。付着物を取り除くことで改善するケースもあります。
センサー清掃で改善することもある
悪天候時に警告が出た場合は、カメラ・レーダー周辺の汚れや雪を確認しましょう。ただし、清掃後に表示が消えても、再発する場合は販売店での点検が必要です。
走行制限中の表示

「走行制限中」と表示される場合は、システムの保護機能が働き、モーター出力が制限されている状態です。アクセルを踏んでも加速が鈍くなるため、高速道路や坂道では危険につながります。
原因としては、モーターやバッテリーの温度異常、バッテリー残量の低下、制御系の異常などが考えられます。無理に走り続けず、安全な場所で停車し、必要に応じて販売店へ連絡してください。
| 主な原因 | 起こりやすい状況 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 温度異常 | 長い登坂、高速走行、極端な暑さ・寒さ | 安全な場所で停車し、状態が落ち着くか確認 |
| バッテリー残量低下 | 発電が追いつかず走行用バッテリー残量が低下 | 無理な加速を避け、販売店へ相談 |
| システム異常 | 制御系やセンサーが異常を検知 | 点検を受け、エラー履歴を確認 |
また、e-POWER車は減速感や回生ブレーキの効き方がガソリン車と異なるため、後続車からどう見えるかが気になる方もいるでしょう。安全面が不安な方は、日産ノートやe-POWERは本当に危ないのかもあわせて確認しておくと判断しやすくなります。
「安全に停車してください」と表示された場合
「e-POWERシステム停止 安全に停車してください」と表示された場合は、緊急度が高いと考えてください。
これは、車両を保護するためにシステムが出力を停止、または制限している可能性があります。走行中であれば、ハザードランプを点灯し、後続車に注意しながら安全な場所へ移動してください。
「安全に停車してください」と表示されたら
無理に走行を続けず、ただちに安全な場所へ停車してください。停車後は日産販売店やロードサービスに連絡し、指示を受けるのが安全です。
この表示が出たときの詳しい停車手順や再始動の判断は、e-POWERシステム停止の警告が出たときの対処法で詳しく整理しています。
「次回 始動 できません」と表示された場合
e-POWER関連の警告の中でも、特に注意したいのが「次回 始動 できません」という表示です。
この警告は、一度パワースイッチをOFFにすると次に起動できない可能性があることを示しています。走行中や外出先で表示された場合は、むやみに電源を切らないよう注意してください。
パワースイッチを切る前に販売店へ相談
「次回 始動 できません」と表示された場合は、自己判断でパワースイッチを切らず、日産販売店やロードサービスへ連絡してください。状況によってはレッカー移動が必要になります。
この表示が出る原因は、インバーター、駆動用バッテリー、制御コンピューターなど、e-POWERシステムの重要部品に関わる可能性があります。ユーザー自身で原因を特定するのは難しいため、専門的な診断が必要です。
車種別に見られるe-POWERシステム故障の例
ノート e-POWERシステム故障の事例

ノート e-POWERでは、補機バッテリーの劣化によって複数の警告灯が点灯するケースがあります。朝に始動しようとしたら警告が大量に出た、しばらく走っていない車で警告が出た、という場合は12Vバッテリーの電圧低下が疑われます。
ただし、警告が出たからといって必ず補機バッテリーだけが原因とは限りません。ABSセンサーや安全装備に関連するセンサー異常が、e-POWERシステムの警告として表示されることもあります。
ノートの仕様や最新情報は、必要に応じて日産公式サイトのノート情報も確認しておきましょう。
セレナ e-POWERシステム故障の原因
セレナ e-POWERは車体が大きく、電動スライドドアや先進安全装備など、電装品が多い車です。そのため、補機バッテリーの負担やセンサー系のトラブルが警告につながることがあります。
特にプロパイロット関連のカメラやレーダー周辺に汚れ、雪、氷、曇りがあると、システムが正常に作動できず警告が出る場合があります。
セレナの故障や購入前不安をより広く確認したい場合は、セレナe-POWERで後悔しやすいポイントもあわせて読むと、購入判断まで整理しやすくなります。
エクストレイル e-POWERシステム故障の例

エクストレイル e-POWERでも、走行中にシステム異常が表示され、加速が鈍くなるようなケースがあります。
こうした場合、アクセルセンサー、制御系、配線、ソフトウェアなど複数の原因が考えられます。再現性が低い不具合では原因特定に時間がかかることもあるため、表示された日時、走行状況、天候、速度、発生前後の操作をメモしておくと、販売店での診断に役立ちます。
エクストレイルの公式情報は、必要に応じて日産公式サイトのエクストレイル情報も確認してください。
気になる修理費用の目安
e-POWERシステム故障の修理費用は、原因によって大きく変わります。補機バッテリー交換で済む場合もあれば、センサー、ECU、インバーター、駆動用バッテリーなどの点検・交換が必要になるケースもあります。
以下はあくまで目安です。実際の費用は、車種、年式、走行距離、保証の有無、販売店の診断結果によって変わります。
| 修理・交換箇所 | 費用の目安 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 補機バッテリー | 2万円〜4万円前後 | 使用年数、電圧、ドラレコ駐車監視の有無 |
| センサー類 | 3万円〜10万円前後 | カメラ・レーダー・ABS系などの診断結果 |
| ECU | 5万円以上になる場合あり | 交換か再学習・リセットで済むか |
| インバーター・駆動用バッテリー | 数十万円規模になる場合あり | 保証対象か、交換が本当に必要か |
重要:まず保証期間を確認する
高額修理になりそうな場合は、修理を決める前に保証書を確認してください。e-POWERの主要部品は、一般保証とは別に特別保証の対象になっている場合があります。保証内容は年式や車両条件で変わるため、詳しくは日産公式サイトの保証情報や販売店で確認しましょう。
修理するか乗り換えるか迷ったときの判断基準
e-POWERシステム故障で迷いやすいのは、「高い修理費を払ってでも乗り続けるべきか」という点です。
判断するときは、修理費だけでなく、車の年式、走行距離、保証の有無、今後の車検費用、今の買取相場を合わせて見ましょう。修理費だけを見て決めると、後から別の費用が重なって後悔しやすくなります。
| 判断項目 | 修理を検討しやすいケース | 乗り換えも比較したいケース |
|---|---|---|
| 保証 | 保証対象で費用負担が少ない | 保証切れで高額修理になる |
| 年式・走行距離 | 年式が新しく、まだ長く乗れる | 年式が古く、今後も修理が増えそう |
| 修理費 | 補機バッテリーなど軽めの修理で済む | 数十万円規模の見積もりが出ている |
| 使い方 | 今の車に不満が少ない | 家族構成や走行距離が変わってきた |
| 売却価値 | 相場が低く、直して乗る方が現実的 | まだ価値が残っており、乗り換え資金にできる |
特に高額修理が必要な場合は、販売店の見積もりだけで即決せず、今の車の価値も確認しておきましょう。下取りだけで判断すると、買取相場との差に気づけないことがあります。
売却時の注意点を先に整理したい方は、車査定で損しないための注意点も参考にしてください。
販売店で点検してもらうときに伝えるべきこと
販売店で点検を受けるときは、ただ「警告が出ました」と伝えるだけでなく、表示された状況をできるだけ具体的に伝えましょう。
警告が再現しない場合でも、車両のコンピューターにエラー履歴が残っていることがあります。発生時の状況がわかると、診断が進みやすくなります。
販売店に伝えるとよい内容
- 表示された警告文の正確な内容
- 赤色・黄色など警告灯の色
- 走行中か、始動時か、停車中か
- 走行制限や加速不良があったか
- 一度消えたのか、何度も再発しているのか
- 天候、気温、雪や雨、洗車直後などの状況
- 補機バッテリーの交換時期
スマホでメーター表示を撮影しておくのも有効です。警告が消えた後でも、表示内容を販売店に見せられるため、説明のズレを防ぎやすくなります。
中古のe-POWER車を買う前に確認したいこと
中古でe-POWER車を検討している場合は、警告灯の有無だけでなく、整備履歴や保証の残りも確認しておきたいポイントです。
e-POWERは燃費や走行感に魅力がありますが、ハイブリッド系の部品が関わるため、年式や走行距離によっては修理費の不安が出ることもあります。
中古購入時の注意点
中古のe-POWER車を選ぶときは、価格の安さだけで判断しないようにしましょう。補機バッテリー交換歴、警告灯の履歴、保証継承の可否、販売店保証の内容を確認してから判断することが大切です。
セレナe-POWERを検討している方は、故障だけでなく使い方との相性も重要です。詳しくは、セレナe-POWERで後悔しやすいポイントも確認しておくと安心です。
よくある質問
e-POWERシステム故障の表示が消えたら、そのまま乗っても大丈夫ですか?
表示が消えても、原因が解決したとは限りません。車両側にエラー履歴が残っている場合があるため、一度でも表示された場合は販売店で点検を受けることをおすすめします。
補機バッテリーを交換すれば必ず直りますか?
補機バッテリーが原因なら改善する可能性がありますが、必ず直るとは言えません。センサー、ECU、インバーター、駆動用バッテリーなど別の原因も考えられるため、診断機で確認してもらいましょう。
「次回 始動 できません」と出たらどうすればいいですか?
自己判断でパワースイッチを切らず、まず販売店やロードサービスに連絡してください。状況によっては再始動できなくなる可能性があるため、レッカー移動も視野に入れて対応しましょう。
修理費が高い場合は乗り換えた方がいいですか?
年式、走行距離、保証、今後の車検費用、買取相場によって判断が変わります。修理費だけで決めず、直して乗る場合と乗り換える場合の総額を比較してから判断するのが安全です。
まとめ:e-POWERシステム故障は放置せず、原因と費用を確認しよう
「e-POWERシステム故障 販売店で点検してください」と表示された場合は、まず落ち着いて警告の内容と車の状態を確認しましょう。
補機バッテリーの劣化のように比較的軽い原因もありますが、走行制限、再始動不可、インバーターや駆動用バッテリー関連など、放置できない原因が隠れている場合もあります。
- 「販売店で点検してください」は放置せず、早めに診断を受ける
- 赤色警告や「安全に停車してください」は安全確保を最優先にする
- 一度消えた警告でも、エラー履歴が残っている可能性がある
- 修理費は原因によって大きく変わるため、見積もり内容を確認する
- 高額修理の場合は、保証・買取相場・乗り換え費用も比較する
大切なのは、不安なまま走り続けることでも、見積もりを見てすぐに焦って決めることでもありません。まずは原因を確認し、そのうえで「直す・売る・乗り換える」のどれが自分に合っているかを冷静に判断しましょう。
車を売るか迷っている方は、査定で損しないための基礎知識も確認してください。
警告灯が出ている車は、業者によって査定額に差が出やすい状態です。即決せず、修理代・買取相場・乗り換え費用を比べてから判断しましょう。
▼ 高額修理で迷う前に、査定で損しないポイントを確認
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